[ 009 ] コロイド・ヨード療法
概要説明
IOダインとは、元素であるヨード(ヨウ素)を水素と結合させコロイド化する事により、ヨードが持つ毒性をなくし、細胞がそのヨウ素を利用できるようにしたものです。コロイドとはイオンや分子よりも大きい粒子が気体、液体、固体中に分散している状態のことで、色々な物質は身体内ではコロイド状態で細胞に供給されています。
IOダインの機序
コロイド化したヨードが体内へ入ると、新陳代謝を著しく活性化し、免疫力を高め病原菌やウイルスを排除し、自然治癒力を引き出します。
老化や炎症を起こした細胞、がん化した細胞をはじめ、活性酸素や有害物質を吸着し、体外へ出すとともに、正常細胞を活性化し、体の機能を効果的に高めます。
日本では統合医療のクリニックでしか使用されていませんが、海外では注目されている治療法です。
投与方法
【内服】
基本的には内服です。IOダイン原液500ml(がん・病気用)と健康維持のためのIO希釈液とがあります。
【点滴注射用IOダイン】
末期がんで治療効果を急ぐ場合、経口で摂取できない場合に適応となります。1回200mlの点滴を、ある程度頻回に点滴する必要があります。最低週2回は必要です。
【吸入】
肺疾患では吸入も可能です。
IOダインの優れた点
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がん細胞に選択的に作用し、正常細胞を傷つけない(むしろ活性化)
副作用、副反応が少ない(ただし治療による反応はあります)
耐性や体内での蓄積性がない
(大体2時間で尿から排泄されるため蓄積性がありません。そのため逆にがん治療では2時間毎1日7~8回の服用が必要になります。)
抗がん剤など既存の治療とも併用できる
副作用
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嘔気、嘔吐、発熱、点滴部位の疼痛
発熱、体温上昇:0.5~1度上昇します。
皮膚の発疹:排毒反応の1種と考えています。比較的多く見られます。
病巣や転移リンパ節の痛み:がんが死滅してくると痛みが出ます。
腫瘍が融解を起こせば一時的な主要マーカーの急上昇が見られる場合があります。
適応するがんの種類
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末期を含む各種がん
血管障害(脳、心臓など)
自己免疫性疾患、アレルギー疾患
ウイルス性疾患(エイズを含む)、細菌感染
てんかんなど脳疾患
糖尿病、肥満などの代謝低下
健康保持、維持管理
【禁忌】
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ヨードは甲状腺ホルモンの材料にもなりますのでコントロールされていない甲状腺機能亢進症(バゼドウ病)の方は服用できません。