[ 002 ] 自家がんワクチン療法

免疫療法
自己のがん細胞から自身専用の自家がんワクチンを製造する

概要説明

自家がんワクチン療法

がんは、同じ部位の同じがんの種類でも、それぞれの患者で特徴が違います。そのため、治療のためのがんワクチンは、自分のがんの特徴にピッタリあったものでなくてはなりません。

自家がんワクチンは、患者本人のがん組織を使った、患者本人だけのための専用の手作りワクチンで、オーダーメイドの専用ワクチンです。
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自家がんワクチン療法の特徴

自家がんワクチン療法の特徴

利点① 自己のがん専用のワクチンであること
他の免疫療法と異なり、完全に自己のがん細胞の中から抗原を取り出し細胞障害性T細胞を教育できるためテーラーメイドの治療法です。

利点② 費用対効果に優れる
基本的に培養型の免疫療法は一定の効果が期待できますが、1クール(計6回)で180-190万円くらいかかります。また効果があっても終了時期を相談していく必要があるので、2クール3クールと高額になりやすいのが一般的です。ところが自家がんワクチンの場合、一回1クールで150万円くらいですが、一生涯体内でがんを攻撃するシステムを作り出すため、一つのがんに対して一回の投与でよいという利点があります。

利点③ 十分なエビデンスがある
肝臓がんに対しての論文などはエビデンスレベルが多く出されており、多くの大学病院でも臨床試験がされています。
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副作用

3,000例を超える治療実績のうち、副作用があっても放置すれば自然に治癒する範囲のものばかりで、自由診療では問題になる重篤な副作用は見つかっておりません。

注:ただし、自己免疫疾患を持っている疑いが濃厚な患者様への自家がんワクチン投与は、強い免疫刺激作用により自己免疫疾患を増悪させる可能性があるため、禁忌としております。
なお、副作用についてはこれまでに実施された脳腫瘍に関する臨床試験で自家がんワクチン投与部位の上腕の腫れが大きCTCAE grade 3(国際的に使用される「有害事象の判定基準」のgrade3)と判定された症例が、88例中1例だけありました。この事例においてもその腫れは3日で自然消失したため、専門医間でも問題にはされませんでした。他にもCTCAE grade 2以下のものがありましたが、放置し自然治癒を待つだけで快癒しております。
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備考

詳細は以下のHPをご覧下さい。

http://cell-medicine.com/ 自家がんワクチン

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